2024年02月05日新着情報
令和5年度 青少年育成県民運動推進フォーラムを開催しました
2月4日(日)ビッグハート出雲を会場に、令和5年度 青少年育成県民運動推進フォーラムを開催しました。
出演者、参加者あわせて130名が集まり、「こども・若者の居場所」について一緒に考えました。
◆プログラム
・司会進行
KEYS 藤原 睦己さん
・開会
県民会議 高瀬副会長挨拶
・実践発表
しまね SCHOOL NOMAD COMMUNITY 代表 大國 貴之 さん
「スクールノマド(不登校児童・生徒)の現状とこれからのサポートについて」
「ノマド」とは「遊牧民」を意味する英語で、自由な働き方を指す言葉として広く使われるそうです。
学校が全てではなく、子どもの意思を尊重した学びの場所を作りたいと、日々活動されています。
不登校の原因は多様であり個別の事情に合わせたアプローチが必要であること、その事情を深く理解し個別のニーズに合わせたサポートが必要であること、家庭、学校だけではなく地域にたくさんの「居場所」があることが、子どもたちのサポートになること等、興味深いお話をたくさん伺うことができました。
・パネルディスカッション
<テーマ>
こども・若者が安心して過ごせる「居場所づくり」に向けて
~居場所ってどんなところ?地域、大人、若者は何ができるの?~
<パネリスト>
大國 貴之 さん(しまね SCHOOL NOMAD COMMUNITY・出雲市)
月橋 祐音 さん(てごほ~む・出雲市)
高橋椿太郎 さん(学びdesign・松江市)
荒木 天花 さん(ワオ高等学校・出雲市)
金坂 風羽 さん(居場所cafe_place・松江市)
パネリストそれぞれの立場から「居場所」についてどう考えるか、体験談を交えてお話しいただきました。
「今日はたかちゃん、つっきー、しゅんちゃん、てんちゃん、ふうちゃんでいきまーす!」と和やかな雰囲気でディスカッションがスタート。
不登校になったきっかけや、どういう気持ちをもって居場所を運営しているか、誰もが安心して過ごせる居場所の必要性等について議論しました。
途中、司会進行の藤原さんの乱入もあり…
熱気あふれる議論となりました。
最後に、パネリストそれぞれの思う「居場所」について発表し、参加者の意見交換・発表の時間へ入りました。
会場の皆さん4~5名のグループを作り、熱心に意見交換をされていました。
中には予定時間の20分を超えるほどに話が弾むグループもありました。
その後の発表もたくさんのグループが発表してくださり、会場全体で意見を共有できる良い時間となりました。
・閉会
出雲市青少年育成市民会議 濵田会長挨拶
閉会後は、出演者と参加者による名刺交換やお話…
会場のあちこちで、しばらくの間、交流タイムが続いていました。
こういう時間が自然に流れ嬉しかったです。これこそ、県民会議がやりたいことなのです!
【参加者からのアンケート】
・居場所についての具体的で素晴らしい取り組みを聞くことができ、何が大切かを会場全体で共有出来たのが良かった。
・実践発表で不登校の現状や問題点、社会の動きが把握出来て理解しやすかった。
・居場所を提供しないとないのかと少し寂しく思った。私たち大人はもっと子どもたちの未来や声を聞き考え行動する必要があると思った。
・居場所に興味ある人たちがたくさんいるということが参加者の人数で分かった。
・ディスカッションしやすいように、パネルディスカッションが行われていたのかと思うほど、アットホームな良い会だった。
・誰でもどんな形であれ支援はできるということを聞いたので、私に出来ることを考えてみたいと思う。
・不登校児童・生徒に対して積極的に関わろうとする若者、グループが県内にこんなにあることを知り希望を感じた。
・私たち地域の大人も、色々な人とつながりながら、積極的に動いていかねば、と励みになった。
たくさんのご感想、ご意見をいただきありがとうございました。
いただいたご意見を来年度のフォーラムへの参考にさせていただきます。
ご協力いただいた出演者の皆さん、参加者の皆さん、ありがとうございました。
◆フォーラム動画