１０月９日（金） 島根県立宍道高等学校において、平成２７年度 全国高等学校 定時制通信制生徒 生活体験発表 島根県大会が開催されました。後援団体として青少年育成島根県民会議から第１位の生徒に賞状とカップ、楯を授与して表彰するとともに、発表者全員に参加賞を渡しました。併せて、私は審査員も勤めました。

　当日は、各学校の代表者１０名が熱弁をふるいました。小学生時代からいじめに苦しんだ、家庭内に居場所がなかった、友人関係に悩んだ、勉学で壁にぶつかった、進学や就職が思うに任せなかったなどのために、自暴自棄に陥ったり、死を考えたり、病気になってしまったりなどの中で、友人や先生、家族や職場の先輩からの励まし、助言などを素直に受け止め、自分を見つめ直し、苦悩や辛さを乗り越えて自ら立ち上がり、夢を持って定時制通信制高校に進学し、前向きに生きていこうとする意欲と思いを堂々と発表しました。本当に感動しました。そして、青少年がこんな苦痛を体験しない社会づくりに努めなければいけない大人の責任を改めて感じさせられました。

　入賞者は、第１位 石倉龍弥さん（松江工業高等学校定時制）、第２位 坂田恭香さん（宍道高等学校定時制）、第３位 勝部菜摘さん（宍道高等学校定時制）の皆さんでした。第１位の石倉さんは、１１月２２日（日）に東京で開催される全国大会に島根県代表として出場します。頑張れ！

（青少年育成島根県民会議会長　吉長義親）