組織の概要

■青少年育成島根県民会議とは

 次代を担う青少年が健やかに成長することは、すべての大人の願いです。それを実現するためには、第一の場~家庭、第二の場~学校、第三の場~地域社会が手をつなぎ、協力体制をつくりながら、親や大人、青少年も自ら参加する地域ぐるみの運動展開をすすめていくことが必要です。

  “のびよう のばそう 青少年”を合い言葉に、1966年5月(昭和41年)にスタートしたのが青少年育成国民運動です。(社)青少年育成国民会議の設立に呼応して、島根の青少年育成の推進母体として昭和41年9月に青少年育成島根県民会議が結成されました。国、県、市町村の行政機関や青少年団体・機関等と連携を図りながら、青少年の健全な育成活動に取り組んでいます。

 

■設立

昭和41年9月16日

 

■規約

青少年育成島根県民会議規約(PDF)

 

■組織図

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

■会長ごあいさつ

「大人が変われば子どもも変わる」

 次代を担う青少年が、豊かな心を育み、たくましく成長し、やがて自立して社会の一員としての責任を担っていくことは、県民すべての願いです。 

 昭和40年代までは、火事を出さない、泥棒にはいられない、ゴミを散らかさない、伝染病を蔓延させない、祖父母を介護するなどのことは、家族の仕事、町内会の仕事、みんなの仕事でした。今では、治安は警察が、火事は消防が、伝染病は保健所が、介護は介護保険制度で対応し、すべて行政の仕事になってしまいました。豊かで安全な社会が実現したのです。

 でも豊かで安全な社会にも、ほころびが少しずつ表れてきました。サービスや制度では対応しきれない「すきま風」が吹いています。子どもの貧困、ひきこもり、不登校、虐待、ネグレクト、校内暴力など子どもの世界だけでなく、高齢者をはじめとする大人の世界にも同じような「すきま風」が吹いています。

 一方、「オレの努力の成果はオレのもの、なんで他人と分け合わなくてはならないのだ」と大きな声で主張する人もいます(どこかの国の前の大統領のようですね)。能力のあるものがたくさん取る、たくさん稼げるのは才能や努力の成果だ。能力のないものは少なくしか取れない、たくさんほしければ人より努力しろ!このような人は「どんな状況になっても、誰にも迷惑かけないし、かけたくない。一人でも生きられる」とも思っているのです。だから、制度の「すきま風」が吹いていると「おい、ここ壊れているぞ、早く何とかしろよ」と怒鳴っているばかりで、なんでも行政の責任と決めつけてしまいます。

 でも制度の「すきま風」にさらされた青少年を守ったり、ほころびを修理する・保全することは、行政も含めた「みんなの仕事」です。それを「自分の仕事」だと思って、黙って空き缶を拾ったり、子どもたちへのあいさつ運動をしたり、困っている青少年を見たら声をかけ、自分でできる範囲で手助けをする人たちがいます。そんな個人の努力を持ち寄って、共同体が共有する。そして持ち寄ったものを青少年と共に共有し、ともに活動をする。これが青少年育成県民運動です。

 さて、今年4月に子ども基本法が交付されました。併せて子ども家庭庁が発足しました。子どもをめぐる問題を抜本的に解決し、養育、教育、保健、医療、福祉等の子どもの権利施策を幅広く、整合性をもって実施するには、子どもの権利に関する国の基本方針、理念及び子どもの権利保障のための原理原則が定められる必要があります。そのためには、憲法及び国際法上認められる子どもの権利を、包括的に保障する「子ども基本法」という法形式が必要なのです。そのなかでも、『参加する権利』は、子どもの意見表明の権利ともいわれます。

 子どもは自分に関係のあることについて自由に自分の意見を表す権利をもっています。そしてその意見は大人である私たちも尊重しなくてはなりません。

 「大人が変われば、子どもも変わる」。これは私たち青少年育成島根県民会議の合言葉です。子どもを中心に据え、子どもを守り育てていく、子どもファーストを原点としてこれからも青少年育成県民運動を続けていきましょう。

(青少年育成島根県民会議 会長 髙橋 憲二)

 

■役員

R4・R5役員名簿(PDF)

 

■企画運営委員・事業部会委員 

R4・R5企画運営委員名簿(PDF)

 

■事務局

〒690-8501 島根県松江市殿町1番地(県第2分庁舎2階) 
島根県庁健康福祉部 青少年家庭課内
TEL:0852-22-6255 FAX:0852-22-6045
E-mail:nobinobi@shimane-youth.gr.jp

 

■団体キャラクター “ハピネス”

青少年育成島根県民会議のキャラクター【ハピネス】
キャラクター”ハピネス”を通じて、青少年の健全育成活動等を広めています。

安来市在住の高校3年生がみんなの心(ハート)が豊かになって、天使のように幸せになれることを願ってデザインしました。

子どもたちが、大人たちから温かく包まれて育つだけでなく、自分より小さい子や弱者に対しての子ども自らの優しさも表現されています。

大人の側が、子どもをどういうふうに育てていったらよいかを考えるうえで、参考にしていただけたらと思います。

 

 

 

 

 

■シンボルマーク

平成28年(2016年)で県民会議シンボルマーク結成50周年を迎えるにあたり、シンボルマークを募集しました。

県内出身の大学生が“ほおずき”のように、子どもたちがみんなに大事に育てられていること、いつか守られている葉が開き、社会に出て行くことをイメージしてデザインしました。

「中央の黄色い球は、宝物である子ども」「青色は、子どもを育む社会の基盤」「緑色は、保護者・家庭」「ピンクは、学校・地域など周囲の大人」を表現しています。

 

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